花束は君を守るために



それだけ言って
冷蔵庫から保冷剤を出しタオルで包む

戻ってくると私の前にしゃがんだ


蓮「足、貸せ」


優しく右足を支える
私は少し身体を震わせた


蓮「痛かったら言え」


ゆっくり
本当にゆっくり
保冷剤を足首へ当てる


彩花「っ……」

冷たさに肩が震える


蓮「冷たいか」

彩花「はい……」

蓮「五分我慢しろ」

彩花「……はい」


沈黙
でも
嫌な沈黙じゃない