花束は君を守るために



車の中

エンジン音だけが静かに響いていた
私は助手席で右足をかばうように座っている

痛い
でも
それ以上に気まずかった

蓮は前だけを見て運転している
何も聞いてこない
その沈黙が逆につらい


蓮「……」

彩花「……」