花束は君を守るために



その時
後ろから車のライトが照らした
静かにブレーキ音が響く

私はその音でゆっくり振り返る
黒い車
運転席のドアが開く


蓮「……何やってんだ」


聞き慣れた低い声


彩花「蓮さん……」


蓮は彩花の歩き方を見た瞬間、
表情が変わった


蓮「その足」


彩花は反射的に
引きずっていた足を隠そうとする


彩花「なんでも……」