花束は君を守るために


右足首が縁石に強くぶつかった

グキッ

鈍い音


彩花「っ……!!」


足首に激痛が走る
私はその場に膝をついた
思わず足を押さえる

直樹はしゃがみ込む


直樹「だから言っただろ
逃げんな」


低い声
彩花は涙目で直樹を見る


彩花「もう……やめて
お願いだから……」


直樹は少し黙る
そして立ち上がった


直樹「今日は帰る」


彩花を見下ろす


直樹「でも次は逃がさない」


そう言い残し、暗闇へ消えていった