花束は君を守るために



その時だった


「彩花」


後ろから聞こえた声
身体が固まる
ゆっくり振り返る
街灯の下
直樹が立っていた


彩花「……」


心臓が嫌な音を立てる


直樹「俺に逆らってたな」

彩花「……」

直樹「けどやっとあの刑事から離れたな」

彩花「…店長も蓮さんも直樹がやったの?」

直樹「さぁ?なんのことだ」


直樹は答える気がない
答えは決まってるのに
はぐらかそうとしている

私はそのまま歩き出そうとした