花束は君を守るために



───夕方
花屋の閉店時間


美咲「彩花、お疲れさま!」


美咲が先に帰っていく


彩花「お疲れさま!」


店内には私一人
最後の花に霧吹きをかけ、照明を落とす

外はもう薄暗かった
鍵を閉め、ゆっくり歩き出す

今日は蓮と約束はない
それなのに
どこか寂しかった


彩花「……なんで考えちゃうんだろう」


小さく笑う