花束は君を守るために



店内へ戻ると、張りつめていた糸が
切れたように体の力が抜けた


店長「大丈夫か?」


店長が椅子を引いてくれて
私はゆっくり座った


彩花「……すみません」


店長は首を振る


店長「謝ることじゃない」


店長は温かいコーヒーを紙コップに注ぎ、
目の前へ置いてくれた


店長「飲みな」


私は両手で包むように持った
温かい。
でも手は震えたままだった