花束は君を守るために



その瞬間だった

――ヒュッ

空気を切る音

蓮の表情が変わる
反射的に立ち上がる


蓮「っ!」


ガンッ!!

鈍い音が夜に響いた


蓮「……っ!」


蓮が片膝をつく
額から赤い血が一筋流れ落ちた

コンクリート片が地面を転がる

カラン……。

私の目が大きく見開かれた


彩花「……え」


一瞬、時間が止まる


彩花「蓮さん!!」