花束は君を守るために



蓮はレジ越しに彩花を見つめた


蓮「何があった」

彩花「何も……」

蓮「嘘つくな」


低い声
責めているんじゃない
見抜いている声だった

私は視線を落とした

言えない
今朝のことを話したら
また誰かが――。

沈黙が流れる

蓮は小さく息を吐いた


蓮「……分かった。」