花束は君を守るために



その時だった

店の窓の外
黒いフードを被った人影が、
一瞬だけ立ち止まる

私は一瞬で表情が固まった


彩花「……っ。」


蓮は箸を止めた


蓮「どうした」


私は慌てて首を振った


彩花「……何でもないです」


もう一度窓を見る
そこには、誰もいなかった

蓮は何も言わず立ち上がり
店の外へ出る
左右を素早く確認すると
人通りはある
だが、それらしい人物はいなかった