花束は君を守るために



蓮「でも、お前
何か隠してた」


彩花は少し困ったように笑う


彩花「あの頃は……怖くて
話したら、また誰かに
迷惑をかけるんじゃないかって」


蓮は静かに頷いた


蓮「分かってた
だから余計に気になった
怖がってるくせに
誰にも頼ろうとしない
全部、一人で抱え込もうとしてた」


夜風が二人の間を吹き抜ける


蓮「事情聴取が終わっても
なんか放っておけなかった」