───数日後
蓮の家
夕方
彩花はキッチンで夕飯を作っていた
彩花「……」
包丁を置く手が止まる
以前なら
料理をしていても
物音がするたびに怖かった
玄関を見るたびに不安になった
でも今は
リビングには蓮がいる
ソファで資料を見ながら
時々こちらを見る
蓮「彩花」
彩花「はい?」
蓮「無理してねぇか」
彩花は少し笑った
彩花「大丈夫です!」
蓮はじっと見る
蓮「……本当に?」
その聞き方が優しくて
彩花は少し考えてから頷いた
彩花「はい!
前より……大丈夫です」
蓮は小さく頷いた
蓮「そうか」
