花束は君を守るために



───
カーテンの隙間から差し込む朝日

彩花はゆっくりと目を開けた


彩花「……ん」

昨夜は久しぶりに眠れた気がした
ぼんやりと身体を動かそうとして
――気付く


彩花「……え」


目の前には
穏やかな寝息を立てる蓮
その胸元を自分の両手で
ぎゅっと掴んでいる


(えっ…!!)

一気に目が覚めた

(私……ずっとこのまま…?)

慌てて手を離そうとした瞬間