花束は君を守るために


蓮はゆっくりと椅子にもたれた


蓮「それがお前の答えか」

直樹「……」

蓮「愛してると言いながら
自分の思いどおりに
ならない相手を傷つける
守るんじゃなく、支配する
それは愛じゃない」


 直樹は鼻で笑う


直樹「刑事には分かんねぇよ
好きだから離したくなかった」


 蓮は静かに立ち上がる


蓮「好きなら相手を傷つけない
怖がらせない
命まで奪いかけたりしない」


 蓮は真っ直ぐ直樹を見つめた


蓮「彩花は今も病院で眠ったままだ
お前が何を正当化しても
その事実だけは、変わらない」


取り調べ室に再び
静かな沈黙が落ちた