花束は君を守るために


その時だった

腹部に残る
無数の青紫色のあざが目に入る

右脇腹
左脇腹
みぞおちの下
背中

大きさも色も違う打撲痕が
いくつも残っていた

看護師の手が一瞬止まる


蓮「……」


蓮もそのあざを
見つめたまま動けない

医師の説明は聞いていた

それでも実際に目の前で見ると
その重さは想像以上だった