花束は君を守るために



蓮はその変化にすぐ気付いた


蓮「どうした」


振り返る
だけど誰もいない
風が木を揺らす音だけ


彩花「……何でもないです」


蓮は彩花の横顔を見つめる

(今の顔……。)

さっきまでとは違う
怯えていた
ほんの一瞬だけ


蓮「行くぞ」


それ以上は何も聞かなかった
だけど蓮の中には
病院で感じた違和感が
少しだけ大きく残っていた