花束は君を守るために



隊員がすぐに彩花のそばへ膝をつく


蓮「腹部を刃物で刺されて
出血が止まりません
意識も…」

「わかりました
今から病院へ運びます」


隊員が傷口を確認する


「圧迫ありがとうございます」


蓮は頷く


「出血量がかなり多いです
圧迫を代わります」


蓮が離れようとすると
彩花の手が蓮のジャケットを
力弱く握っていた

蓮はその小さな手を見つめた


蓮「……彩花」


声をかけても
もちろん返事はない

圧迫を代わった隊員が静かに言う

「このまま担架へ移します」