花束は君を守るために



───
直樹は彩花の両肩を掴み
後ろのコンクリート壁へ押しつけた

ドンッ――

背中へ強い衝撃が走る


彩花「っ……!」


直樹は彩花を見つめ
怒りを押し殺したように言う


直樹「全部あいつのせいだ」

彩花「違う……」

直樹「違う!」


怒鳴り声が駐車場に響く


直樹「蓮、蓮、蓮!
お前はあいつの名前ばっかりだ!」


直樹が右拳を振り上げると
彩花の腹部へ強く入る

鈍い衝撃が何度も強く


彩花「ぁ……っ!」


息が止まる