花束は君を守るために



───その日の閉店後

エプロンを外して店を出る
夜風が少し冷たい

歩き出したその時


「おい」


聞き慣れた低い声

振り向くと
街灯の下に蓮が立っていた


彩花「……神崎さん?」

蓮「帰りだろ」

彩花「はい」

蓮「送る」


いきなりのことで私は目を丸くなった


彩花「え、大丈夫です!
近いので」