花束は君を守るために



───夕方

夕飯を食べ終えた頃

蓮のスマホが鳴った


蓮「どうした」


相手は捜査一課


蓮「……分かった」


電話を切る
彩花が不安そうに見る


彩花「何かあったんですか?」

蓮「あぁ」


蓮は少し考えてから答えた


蓮「直樹の目撃情報だ
今から確認行ってくる」


彩花の表情が曇る
蓮はすぐに言葉を続けた


蓮「一時間
長くても一時間で戻る
鍵は絶対開けるな
電話はすぐ出ろ」

彩花「はい」

蓮「約束」

彩花「守ります」


蓮は頷いた
ぽん、と頭を軽く撫でる
彩花は少し照れながら笑った


彩花「いってらっしゃい」

蓮「あぁ」