花束は君を守るために



───昼過ぎ

蓮は家へ戻った
玄関を開ける


蓮「ただいま」


キッチンから顔を出した彩花が笑う


彩花「おかえりなさい!」


その笑顔を見た瞬間
張り詰めていた気持ちが少しだけ和らいだ


蓮「昼、ちゃんと食ったか」

彩花「はい!」

蓮「薬」

彩花「…あ!」


慌てて薬を飲む彩花を見て
蓮は靴を脱ぎながら小さく笑った