花束は君を守るために



店の外へ出た瞬間だった。


「……彩花。」


聞き覚えのある声。

すぐに私は足が止まった。
ゆっくり振り返ると、
街灯の下に一人の男が立っていた。

黒いパーカー。

無精ひげ。

鋭い目。


彩花「……直樹」


別れて半年。
もう二度と会いたくない相手だった。