花束は君を守るために


───翌朝

捜査一課
会議室には重い空気が流れていた
蓮は机に散らばる資料を見ながら口を開く


蓮「昨日、直樹を取り逃がした」


誰も何も言わない


蓮「もう後がねぇ」


静かな声だった


蓮「追い詰められた人間は
何するか分からねぇ」


部下が頷く


「被害者の警護を増やしますか」

蓮「あぁ」


蓮は即答した


蓮「彩花を一人にする時間を
できるだけ作るな」

「了解です」