─── マンションへ戻る 部屋に入ると蓮はすぐ救急箱を持ってきた 蓮「座れ」 私はソファへ腰を下ろす 蓮は冷たいタオルを 髪の生え際へそっと当てる 蓮「冷てぇぞ」 彩花「……はい」 蓮「痛かったな」 その一言が優しすぎて 私は涙を堪えた 彩花「……」 蓮は何も聞かない ただ静かに冷やし続ける その蓮の服を彩花はぎゅっと握っていた