花束は君を守るために



信号で車が止まる

蓮はゆっくり手を伸ばし
彩花の乱れた髪をそっと整えた


彩花「……っ」


驚いて顔を上げる


蓮「引っ張られたとこ」


優しい指先だった


蓮「赤くなってる」


彩花は少し俯く


彩花「ごめん…なさい……」

蓮「謝んな
悪いのはあいつだ」


その一言だけで、また涙が滲んだ