花束は君を守るために



震える指でスマホを開く
蓮の名前を押す

発信
呼び出し音が鳴る
一回。

二回。

三回。

すぐに出た


蓮「どうした」


低く落ち着いた声
それを聞いた瞬間、
涙が込み上げる


彩花「……蓮さん」

蓮「あぁ」

彩花「手紙が……」


言葉が震える


彩花「ポストに……」