花束は君を守るために



朝食を食べ終えると
蓮は時計を見た


蓮「今日は午前だけ署に行く」


彩花は少し不安そうな顔になる
その表情を見逃さなかった


蓮「昼には戻る
玄関はオートロック
知らねぇ奴が来ても開けんな」

彩花「はい」

蓮「何かあったらすぐ電話」

彩花「……はい」

蓮「遠慮すんな
約束だからな」


病院で交わした約束

『もう一人で抱えるな。』

彩花はしっかり頷いた


彩花「約束します」


蓮は満足そうに頷くと
ジャケットを羽織った


蓮「行ってくる」

彩花「いってらっしゃい」


玄関のドアが閉まる
部屋は急に静かになった