花束は君を守るために



車を降りる

歩こうとすると腰に痛みが走る


彩花「っ……」

蓮「だから無理すんな」


蓮はすぐ隣へ来て
腕を差し出した


蓮「つかまれ」

彩花「大丈夫です!」

蓮「大丈夫じゃねぇ」


有無を言わせない口調だった
彩花は少し迷ってから
小さく頷く

私は蓮の腕につかまった


蓮「ゆっくり歩くぞ」

彩花「はい」


歩幅を合わせながら
エレベーターへ向かう

その距離は近い
でも、不思議と嫌じゃなかった

むしろ安心した