花束は君を守るために



車は住宅街へ入った
高層マンションの地下駐車場へ滑り込む
エンジンが止まる


蓮「着いた」

彩花「……」


彩花は窓の外を見つめた


彩花「蓮さんのお家おっきい……」

蓮「そんな緊張すんな」

彩花「いや……しますよ」


蓮は小さく笑った


蓮「俺ん家だぞ
知らない男の家じゃねぇ」

彩花「そうですけど……」


その言葉に、二人とも少しだけ笑った
病院を出てから初めて、
少しだけ空気が軽くなった