花束は君を守るために



───入院から五日

腰の痛みは少しずつ落ち着き
熱も完全に下がった



病室のカーテンが開く


看護師「今日で退院ですね」


看護師が笑顔で言った

彩花も小さく笑う


彩花「ありがとうございます」


荷物は小さなバッグ一つ
着替えを終えた頃、
病室のドアが開いた


蓮「終わったか」


聞き慣れた低い声


彩花「蓮さん!」


彩花の表情がふっと柔らかくなる
蓮は壁にもたれながら腕を組んでいた


蓮「迎えに来た」

彩花「ありがとうございます」

蓮「行くぞ」


いつも通りぶっきらぼう
でも、その言葉が嬉しかった