花束は君を守るために



病室は静かだった

彩花の涙も少しずつ落ち着いていく
蓮はベッドの横へ置いてあった
ティッシュを取り、一枚だけ差し出した


蓮「ほら」


私は小さく頷き、涙を拭く

少しだけ笑おうとした
でも、うまく笑えない
蓮はそんな彩花を見つめたあと、
静かに口を開いた


蓮「直樹のことは俺がやる」


彩花の肩がぴくりと震える


蓮「もうお前が会う必要はねぇ
事情も全部分かった
ここからは警察の仕事だ」


低く、迷いのない声


蓮「必ず捕まえる」