花束は君を守るために



彩花「料理が冷めてるだけで怒って
友達と話しただけで怒って
男の人と目が合ったって怒って……」


蓮の拳が静かに握られる


彩花「最初は怒鳴るだけでした
でも、そのうち……」


私は息を飲んだ
思い出すだけで身体が震える

蓮は低い声で言う


蓮「無理に全部話さなくていい」


彩花は首を横に振った


彩花「……話します
もう隠したくないから」


その言葉に、蓮は何も言わなかった
ただ頷いた