花束は君を守るために



少し動くだけで
腰に鈍い痛みが走る

思わず顔をしかめる


蓮「痛ぇか」

彩花「……少し」

蓮「クッションいれるか」

私が頷くと蓮は立ち上がり
腰が楽になるように
クッションを置いてくれた

蓮が身体を離そうとした、その瞬間

彩花の手が蓮のシャツの袖をそっと掴んだ


蓮「……?」


蓮が振り向く
彩花は泣きそうな顔で俯いていた


彩花「……蓮さん」


声が震える


彩花「会いたかった……」


その一言で、涙が溢れた