花束は君を守るために



彩花「…店長
ごめんなさい……」


その小さな呟きを遮るように、
低い声が響いた


「結城彩花さん」


私が振り返ると
黒いスーツ姿の男が立っていた

鋭い目つき
無駄のない立ち姿

男は警察手帳を開いた


蓮「警視庁捜査一課、神崎蓮
店長襲撃事件を担当してる」


私は小さく頭を下げると
蓮は短く頷いた


蓮「少し話せるか?」

彩花「……はい」