花束は君を守るために



医師「刑事さん」


医師が診察室から出てきた

蓮はすぐ歩み寄る


蓮「どうですか」

医師「命に別状はありません」


その一言で、
肩の力が少しだけ抜ける


医師「ただ……」


医師はカルテを閉じた


医師「かなり強く腰を打っています
大きな打撲ですね」


蓮は黙って聞いている


医師「それと腕にも何度も
強く掴まれたような痣がありました」


蓮の目が鋭くなる


蓮「……」

医師「転んでできる傷ではありません
警察の方ですよね
事件性があるなら、本人から
詳しく話を聞いてください」


蓮は静かに頷いた


蓮「わかりました」