花束は君を守るために



蓮「……見るぞ」


蓮は一言だけ告げ
彩花の服を傷に触れないよう
慎重に少しだけ持ち上げた

その瞬間だった
腰から脇腹にかけて広がる
大きな紫色の打撲

蓮の表情が凍りつく


蓮「……なんだ、これ」


転んだだけでできるようなものじゃない
蓮は息をのみ、もう一度彩花を見る


蓮「誰にやられた」


彩花は目を閉じ呼吸が荒く返事はなかった