花束は君を守るために



運転席へ乗り込む

エンジンをかける


蓮「病院まで十分……」


ハンドルを握る手に力が入る

彩花は熱で浅く息を繰り返していた
車が揺れると
突然小さく身体を丸める


彩花「……っ」


腰を押さえようとした手が震える

蓮は赤信号で車を止めると
すぐ彩花を見た


蓮「彩花」


返事はない
苦しそうに息をしているだけ


蓮「どこが痛い」

小さく首を振る
話せない