花束は君を守るために



彩花「……っ」

身体が少し揺れただけで
彩花の眉が苦しそうに寄る


蓮「悪ぃ」


小さく呟く
返事はない
熱で意識はほとんど飛びかけていた


美咲「お願いします……」


美咲が不安そうに頭を下げる


美咲「あとで病院教えてください」

蓮「あぁ」


短く返事をすると
蓮は彩花を抱えたまま店を出た