花束は君を守るために



蓮「病院行くぞ」

彩花「……だめ」

蓮「何がだめだ」

彩花「救急車は……」

蓮「呼ばねぇ」


その一言に彩花が少しだけ
安心したように目を閉じる

蓮は美咲を見る


蓮「俺が連れてく」


蓮は彩花の背中へ腕を回し
ゆっくり抱き上げる


蓮「彩花
少し我慢しろ」

彩花「っ……」


その瞬間
彩花の眉が苦しそうに寄った


蓮「痛いか」


小さく頷く
でも
どこが痛いのか話せない
蓮は表情を曇らせた


(どこを痛めてる…)