放課後リバース:嫌いなアイツと入れ替わりました

「うーん、ミステリー小説とかで、よくこの展開を見るからさ。慣れかな、慣れ。」

蓮は一瞬驚いた様子で、続ける。

「いやそっちもそうだけど,,,あれも,,,」

今日はやけに歯切れが悪い。

「,,,いややっぱなんもねーわ!!忘れろ!」

蓮の顔が異常なまでに赤い。さっきの事をよほど気にしているのだろうか。いや、そうか。後輩に女子を押し倒している風景を見られたら恥ずかしいのも当たり前か。

「気にしないでよ蓮。どうせ後輩も明日に忘れてるって」

「後輩っつーか,,,」

蓮はやっぱり歯切れが悪い。それに加えて若干呆れられた目で見られている気がする。

「そんな事よりどうするんだよ、これ。俺葵の姿になってんだけど,,,。」

私たちは少しの間悩み、結論を出した。

とりあえずまたあの鏡に行ってみよう、そう決まった。

「原因を見るのがやっぱり1番だよね!そうと決まったらレッツゴー!!」

「なんでお前はそんな楽しそうなんだよ,,,身体入れ替わってんだぞ。」

たしかに、やばい状況と言ったらやばい状況かもしれない。ただ私の中でどうしてもワクワクが勝ってしまっていた。