放課後リバース:嫌いなアイツと入れ替わりました

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理科室

私は深いため息をつく。

「結局遅刻して怒られたし。」

「まあまあ、そんな事もあるって。」

私の向かいの席に座るのは私の大親友、春瀬 なつき だ。なつきは普段からおっとりしていて、とても優しい。ミステリー小説を読むのが大好きで、図書室で本を探す私に話しかけてくれたことから、徐々に仲良くなっていった。

「葵ちゃん、落ち込んだ時はミステリー小説でも読もうよ!」

「今は授業中なんだよなあ,,,」

なつきは結構抜けている。まあ、そんな所が可愛いのだろうけど。,,,こういう子が男子にはモテるんだろうなあ。私が上の空になっていると、なつきが顔を覗いてくる。

「じゃあさ、この学校の都市伝説教えてあげるよ。」

「都市伝説?」

「うん、鏡の中の妖精さん。知ってる?17時17分に鏡の前で目を瞑ると、なりたい姿に妖精さんが替えてくれるんだって。」

「変えてくれる?」

「うん、替えてくれるの。詳しくは私も分からないんだけどね。」

そう私に伝えると、なつきは理科係のため先生に呼ばれ、行ってしまった。
なりたい自分,,,か。