「四季…」
春お姉ちゃんはそう困ったようにつぶやく。
…しまった。困らせちゃった。
なんで、言っちゃったんだろう。
実は私たちのママとパパは1年前に死んじゃったの。
事故で。
生きていくためにはお金が必要。
確かに大人気アイドルとかになればお金だってもらえる。
けど、私がやるのは違うのと思う。
頭が熱くなって、クラクラして、なんにも考えられない。
「四季っ!まだやるって決まったわけじゃないんだしっ!ねっ?」
夏お姉ちゃんがそう励ましてくれるけど、なんだかモヤモヤした気持ちを吐き出さずにはいられなかった。



