私を想って

「お前何にそんな怯えてんの?」慟哭。


「だから何に怯えてんだよ、携帯貸せよ。暗証番号


は?」紙にメモしたのを渡したようだ。それを


舌打ちした後、携帯の発信先に通話するよう


仕向けた。「あっありがとうございます!」


根は優しい奴なのかもしれない。惚れる。


その子は急いで教室の外へ向かった。


「いっとくけど三原大地はここのクラスメイトだから


一応宜しく〜」なんて言うから皆んなの視線が


大地に集中する。何個も開けたピアス、茶髪、


顔の怪我。腕に包帯。ニコッと笑った時の破壊力。