ケーベのお話 転売ヤー

私は水晶である男を観ていた・・。
「ひひひひ、不正を働いてでも、あの商品は金になる筈だああ」
俺は、転売ヤーと呼ばれている者だが、転売も立派な商売なんだよ。買えない奴の代わりに俺が代行購入して、手数料として2倍以上の販売価格でフリーマーサイトで出品してやっていんだよ。
結構金になるんだな・・・。
「ひひひひ、さあて、此の商品を不正を働いてでも購入するか・・」
「お止めなさい」
すると、俺の前に、水晶を持った占い師の様な女が姿を見せた。お化けかよ?
「貴方の不正は貴方を破滅へ導くわ。此の商品を購入した事が原因で貴方は悲惨な目にあうわよ」
「五月蠅いぞ。馬鹿女ああああ」
「・・・・・・」
俺が怒鳴ると馬鹿女はその場から消えた、俺の怖さにびびったのか?
「愚かな奴ね・・・」
私は自分の屋敷に戻って、此の馬鹿男の顛末を確認する事にした・・。
「ひひひひ、今回も購入成功」
俺は2000万リア(日本円で2000万円)を借金して、不正に沢山の人気商品を購入した。
早速、5倍の販売価格でフリーマーサイトで出品した瞬間だった・・・。
「此の商品は出品出来ません」と告知されて、俺は唖然とした・・。
じゃあ、別のサイトで出品するつもりが・・。
「此の商品を出品すると刑法にふれます」と警告が表示された。
「お、俺が刑法犯?」
すると、次の瞬間、警察が俺の身柄を拘束した。
不正出品と他色々の罪で俺は逮捕されたのだった・・。
多額の借金と10年以上の懲役が俺を待っていた・・。
「俺には居場所が無い。あの女の警告を聞くべきだった・・・」
俺は刑務所で首つり自殺をした・・・。
「此れでも、購入したい?」
「え?」
俺は自分の部屋にいる事に気が付いた、占い師の女が笑いながら俺に聞いていた。
「貴方が私の警告を無視したら、あの未来が待っているのよ」
「・・・・・・・・」
俺は占い師の警告を素直に聞いて、此の日から転売ヤーを止めて、真面目に働く事にした・・・。