ノスタルジア





布団の、やたらとでかい段ボールを、しばらくテーブル代わりに使うため、部屋の中央に置いた。


その隅に、布団を敷いて、近くの電源でスマホの充電をする。


「恐れるな、翔太。浮かれるな、翔太。いいか? いつまでもここにいるんじゃないぞ。すぐに、1日でも早く、ここから出ていくんだ!」


そう自分を鼓舞する。


僕は、この大都会、東京で、今日から俳優になる。