ノスタルジア





3コマ目と4コマ目は空きだった。


僕はカイエダとマックへ行った。


「丹田ってここで合ってる?」とカイエダがマックの店内でお腹を出したから、僕はそのお腹を叩いてしまうよう促した。


「でもよー、これができないと話にならないじゃん」


「だからって、公共の場でお腹を出していいわけないだろ」


「そりゃまあ、そうか」


僕はカイエダはすっかり「感染」してしまっていると感じた。


常識的に考えて、男女関係なく、何の許可も取らずにお腹を触る行為は、セクハラだ。お腹に攻撃を加える行為は、暴力だ。でも、その空間にいると、どうしてもそれが普通のこと、できないヤツ、わからないヤツが悪いという錯覚に陥ってしまう。


僕はこれを「感染」と呼ぶことにした。僕は感染しない。自己流で、俳優になってやる。