ゆりかもめに乗って、着いたお台場は、僕を妙な気分にさせた。
大都会東京の中でも、異質な場所で、フジテレビ前、ダイバーシティー周りを少しでも出ると、もうここへは二度と帰ってこれなくなるような、そんな不安。でも、みんながいる。そのことに気づいて、みんな一緒なら、きっと大丈夫。
僕は今、お台場にいる。
「鬼ごっこしようぜ?」
とカイエダが、スーツのネクタイを緩めて走る。続いて、ヨサノとガースーとアベさんも走り、僕とエダノだけが残った。
「じゃんけんだね」
「ああ。じゃん・けん……ぽん!」
僕が負けた。エダノが走った。



