🐶5 次の日
翌朝。
珍しく、 アラームより早く目が覚めた。
カーテンの隙間から入る朝の光。
静かな部屋。
「……。」
数秒ぼーっとして。
それから。
「……彼氏……」
遅れて実感が来る。
その瞬間、 また顔が熱くなる。
あなた、 枕に顔埋める。
昨日のやり取り、 全部夢みたいだった。
でも。
スマホを開けば、 ちゃんと残ってる。
……だめだ
嬉しすぎて
「ふふ……」
朝から笑ってしまう。
すると。
タイミングを見計らったみたいに、 通知。
あなた、 びっくりして画面を見る。
おはようございます ちゃんと眠れました?
「っ……。」
朝から破壊力高い。
あなた、 しばらく画面見つめてしまう。
“彼女さん”。
まだ全然慣れない。
でも、 嫌じゃない。
むしろ、 呼ばれるたびにじわじわ嬉しい。
あなた、 少し悩んでから返信を打つ。
おはよう
眠れたけど、 起きた瞬間また昨日思い出して恥ずかしくなった
送信。
数秒後。
既読。
そしてすぐ。
俺もです
朝から「付き合えたんだ…」って 静かに感動してました
あなた、 思わず吹き出す。
そのあと。
ベッドの上で、 ぼんやりスマホを見ながら思う。
会わない日にしてよかった。
会わないからこそ、 じわじわ“付き合った”実感が湧いてくる。
あと昨日の今日は緊張しすぎると思った。
でもその感覚が、 なんだかすごく幸せだった。
ベッドの上で、 しばらくスマホを見て。
ふう、と息を吐く。
「……よし。」
小さく呟く。
(ちゃんと、 気持ち切り替えられるな……)
昨日は、 ほんとに感情がジェットコースターだった。
ドキドキして。 照れて。 嬉しくて。 恥ずかしくて。
完全に、 〇〇くんに振り回されてた。
でも今日は。
ちゃんと、 自分の時間。
(観たかった映画観に行って……)
カフェ寄って。
好きなもの食べて。
ぼーっとして。
そういう時間を、 ちゃんと楽しめそうな自分に少し安心する。
“恋愛始まったら全部それ中心になる” みたいな怖さが、 少し薄れてた。
彼が、 ちゃんと理解しようとしてくれたから。
“ひとり時間大事にしてる先輩、 いいなって思ってた”
その言葉を思い出して、 胸がじんわり温かくなる。
あなた、 ベッドから起き上がる。
支度しながら、 なんとなく音楽を流す。
服を選んで。
鏡を見て。
その途中。
ふと、 スマホが目に入る。
「……だめだ、 まだ慣れない。」
でも、 嫌じゃない。
むしろ。
誰かを思い出して、 こんなふうに自然に笑える朝、 久しぶりだった。
その時、 また通知。
今日何してるんですか
あなた、 少し笑う。
昨日、 “ひとりで落ち着きたい” って言ったのに、 ちゃんと気になってる感じ。
でも、 踏み込みすぎない聞き方。
あなた、 スマホを片手に、 少し悪戯っぽく返信する。
ひとりタイムなので秘密ですよ
送信。
数秒後。
既読。
そして。
え、 急に距離感出してくる
寂しいです
「ふふっ……」
思わず声出して笑う。
さらに通知。
でも、 ちゃんと満喫してるっぽくて安心しました
先輩、 今ちょっと楽しそう
あなた、 少し目を丸くする。
なんでそんな分かるんだろう。
あなた、 支度しながらもう一度画面を見る。
“寂しいです”
その一言だけで、 じわじわ嬉しくなる自分がいる。
昨日まで、 “自分だけ特別だなんて” って思わないようにしてたのに。
今は。
ちゃんと、 求められてる実感がある。
それが、 まだ少し不思議で。
でも、 すごく幸せだった。
翌朝。
珍しく、 アラームより早く目が覚めた。
カーテンの隙間から入る朝の光。
静かな部屋。
「……。」
数秒ぼーっとして。
それから。
「……彼氏……」
遅れて実感が来る。
その瞬間、 また顔が熱くなる。
あなた、 枕に顔埋める。
昨日のやり取り、 全部夢みたいだった。
でも。
スマホを開けば、 ちゃんと残ってる。
……だめだ
嬉しすぎて
「ふふ……」
朝から笑ってしまう。
すると。
タイミングを見計らったみたいに、 通知。
あなた、 びっくりして画面を見る。
おはようございます ちゃんと眠れました?
「っ……。」
朝から破壊力高い。
あなた、 しばらく画面見つめてしまう。
“彼女さん”。
まだ全然慣れない。
でも、 嫌じゃない。
むしろ、 呼ばれるたびにじわじわ嬉しい。
あなた、 少し悩んでから返信を打つ。
おはよう
眠れたけど、 起きた瞬間また昨日思い出して恥ずかしくなった
送信。
数秒後。
既読。
そしてすぐ。
俺もです
朝から「付き合えたんだ…」って 静かに感動してました
あなた、 思わず吹き出す。
そのあと。
ベッドの上で、 ぼんやりスマホを見ながら思う。
会わない日にしてよかった。
会わないからこそ、 じわじわ“付き合った”実感が湧いてくる。
あと昨日の今日は緊張しすぎると思った。
でもその感覚が、 なんだかすごく幸せだった。
ベッドの上で、 しばらくスマホを見て。
ふう、と息を吐く。
「……よし。」
小さく呟く。
(ちゃんと、 気持ち切り替えられるな……)
昨日は、 ほんとに感情がジェットコースターだった。
ドキドキして。 照れて。 嬉しくて。 恥ずかしくて。
完全に、 〇〇くんに振り回されてた。
でも今日は。
ちゃんと、 自分の時間。
(観たかった映画観に行って……)
カフェ寄って。
好きなもの食べて。
ぼーっとして。
そういう時間を、 ちゃんと楽しめそうな自分に少し安心する。
“恋愛始まったら全部それ中心になる” みたいな怖さが、 少し薄れてた。
彼が、 ちゃんと理解しようとしてくれたから。
“ひとり時間大事にしてる先輩、 いいなって思ってた”
その言葉を思い出して、 胸がじんわり温かくなる。
あなた、 ベッドから起き上がる。
支度しながら、 なんとなく音楽を流す。
服を選んで。
鏡を見て。
その途中。
ふと、 スマホが目に入る。
「……だめだ、 まだ慣れない。」
でも、 嫌じゃない。
むしろ。
誰かを思い出して、 こんなふうに自然に笑える朝、 久しぶりだった。
その時、 また通知。
今日何してるんですか
あなた、 少し笑う。
昨日、 “ひとりで落ち着きたい” って言ったのに、 ちゃんと気になってる感じ。
でも、 踏み込みすぎない聞き方。
あなた、 スマホを片手に、 少し悪戯っぽく返信する。
ひとりタイムなので秘密ですよ
送信。
数秒後。
既読。
そして。
え、 急に距離感出してくる
寂しいです
「ふふっ……」
思わず声出して笑う。
さらに通知。
でも、 ちゃんと満喫してるっぽくて安心しました
先輩、 今ちょっと楽しそう
あなた、 少し目を丸くする。
なんでそんな分かるんだろう。
あなた、 支度しながらもう一度画面を見る。
“寂しいです”
その一言だけで、 じわじわ嬉しくなる自分がいる。
昨日まで、 “自分だけ特別だなんて” って思わないようにしてたのに。
今は。
ちゃんと、 求められてる実感がある。
それが、 まだ少し不思議で。
でも、 すごく幸せだった。

