オレンジすぎる

肩を持ちクルリと身体を壁に
押し付けた後肘を壁に置く飯塚先輩。


「ハートマークだよねー?
俺分かっちゃったー。
ラブレターのつもりが
玩具にされたって訳ね」


茶色いクシャクシャの髪の下から
甘いマスクを被った飯塚先輩。


「どうせ俺に乗り換えても、
向こうは気づかないっしょ」


傷つく言葉を氷の槍
のごとく心臓につきさしてくる。


「私はこの先どんな痛い目に
あっても、健を諦めないって決めたんで」