ケーベのお話 誹謗中傷

俺はネットでは支配者だ。だから、俺がネットで見つけた気にいらない奴を苛烈に誹謗中傷しても俺の存在が正義なのだから、俺は無実なので。
私は水晶で、多数の方達の誹謗中傷している悪質な男の存在を確認した。
先日、私の屋敷に自殺未遂を起こした少年のご両親が私に事件の真相を教えて欲しいと頼んでいた・・。
私は水晶で被害者の少年の事を苛烈に誹謗中傷している無職の男の姿を確認した。
「犯人は無職の中年で、多数の方達を誹謗中傷をしているわね。しかも自称漫画家・小説家を名乗っているけど、出版社に嫌がらせをして出禁になった前科もあるわね・・・」
「悪質な男ですね。私の息子のネットであの男が投稿した誹謗中傷を消して欲しいのですが・・」
「・・・・・・」
私は術で、被害者の方のネット上での誹謗中傷を消滅させた、更に投稿出来ない様に術を掛けた・・。
「これで、貴方達の息子さんの誹謗中傷は出来ない様に術を掛けましたのでご安心してくださいね」
「有難う御座います。ケーベさん」
私はネットを使って、多数の方達に誹謗中傷を繰り返すあの男への制裁をする事にした。
その結果、犯人の男を逮捕する事態へ発展した・。
俺はネットの世界の支配者だ。ある日、俺が誹謗中傷をしている最中に警察が俺の部屋に入って来た。
「ネット犯罪の罪でお前を逮捕する」
「何を言っているのだ。俺の存在は正義だから無罪なんだよ」
「・・・・・・・」
俺は逮捕されると俺の家の前では、マスコミや抗議している連中が待っていたが、俺には関係の無い事だ。
俺が留置所でいた時の事だった。
俺が以前に誹謗中傷をした連中が其処に待っていた、そいつ等は、俺を知っていた。
「お前が俺達を誹謗中傷していたのだな」
「五月蠅い、俺は無実だ。俺は正義だああ」
「ち、絶対正義マンっていうのは最悪で無敵だな」
「俺はネットの支配者だから、無敵だ」
俺達の悪事を投稿して、更に誹謗中傷した此の無職男に怒りを覚えた俺達は監視の目を盗んで此の馬鹿男をバスタオルで首を絞めつけた。
「俺達の怒りを知れ正義マン」
「ぐうううう・・・・、苦しい・・・・」
俺は無実の筈なのに、悪党たちが俺の首をバスタオルで絞めつけていたのに、それを観ていた看守は笑いながら見ていた。
「うああああ」
俺は意識を失くして、その場で倒れた。
「はあはあはあ、看守さん黙ってくれるのか?」
「ああ、こいつが原因で1年前に俺の弟が首つり自殺をしたんだよ。本当に俺の手で殺してやりかったよ。お前らのことは黙っておくし、こいつが勝手に自殺したことにして、処理するよ」
こうして、沢山の方達を誹謗中傷していた男は最悪な結果で人生を終わらせた・・。
私は水晶を観ながら、此の男には同情すら湧きませんでした・・・。